バレエの舞台は、強い照明・汗・激しい動きによってメイクが崩れやすい環境。
特に**ベースメイク(ファンデーション)**は、崩れると一気に顔の印象がぼやけてしまうため、正しい選び方と塗り方が重要です。
ここでは、汗でも落ちない舞台用ベースメイクのコツを初心者でも分かるように解説します。
舞台ベースメイクのポイントは「耐久性 × カバー力 × 固定力」
強い照明でも飛ばない肌が必要
舞台は客席との距離があるため、
・肌を明るく
・凹凸や影を消す
・ツヤよりマット
に仕上げるのが基本。
とにかく“落ちにくさ”が最優先
汗・皮脂・摩擦に耐えるため、
ウォータープルーフ・ロングラスティング・高密着
の3つを満たすファンデが舞台向きです。
舞台ファンデーションの選び方
① リキッドより「クリームファンデ」が最強
・密着力が高い
・カバー力が強い
・光に飛びにくい
舞台ではクリームタイプが一番安定します。
② 色は“ワントーン明るめ”が基本
照明で顔が白く飛ぶため、
普段より1段階明るいカラーを選ぶのが舞台メイクのセオリー。
③ マット仕上げの質感が最適
テカリが強いと照明に反射して顔がテカテカに見えるため、
セミマット〜マットが舞台でもっとも綺麗です。
④ ウォータープルーフ・汗皮脂耐性の表示をチェック
・ロングラスティング
・ウォータープルーフ
・スマッジプルーフ
これらの表記があるか確認。
汗でも落ちないベースメイクの塗り方(手順)
① スキンケアを最小限に(油分は大敵)
乳液・クリームを塗りすぎると崩れやすくなります。
・化粧水 → 乳液は薄め
・Tゾーンは特に油分控えめ
が鉄則。
② プライマーで毛穴と皮脂をコントロール
舞台では皮脂崩れ防止タイプの下地が最適。
特にTゾーンにしっかり仕込むと持ちが変わります。
③ コントロールカラーで赤み・くすみを補正
・赤み→グリーン
・くすみ→ラベンダー
・血色不足→ピンク
補正を入れるだけでファンデの厚塗りを防ぎ、崩れにくくなります。
④ クリームファンデを“薄く・広く・均一に”
厚塗りは崩れの原因。
スポンジやパフで薄く叩き込むようにつけるのがコツ。
⑤ クマ・シミは部分的にコンシーラーで隠す
ベースは薄く、細かい部分はコンシーラーで補強。
これが舞台でも崩れにくい黄金バランス。
⑥ パウダーでしっかり固定(特にTゾーン)
仕上げのパウダーは必須。
・マットタイプ
・粒子の細かいもの
を“しっかりめ”にのせると固定力がUP。
⑦ フィックススプレーで全体をコート
最後にフィックススプレーを吹きかけると、
汗・蒸気・照明熱にも耐えるベースが完成。
舞台ベースメイクでよくある失敗と対策
厚塗りして崩れる
→ コントロールカラーとコンシーラーで “部分補正” する
テカリが強い
→ 下地を皮脂崩れ防止タイプに変更
→ 仕上げパウダーを多めに
白浮きしてしまう
→ 首・デコルテも軽くファンデをのせる
→ トーンアップしすぎていないか確認
まとめ
汗に強く崩れない舞台ベースメイクの鍵は、
薄く密着 × マット仕上げ × しっかり固定。
✔ スキンケアは最小限で油分オフ
✔ 皮脂崩れ防止下地を使う
✔ クリームファンデを薄く叩き込む
✔ パウダーとフィックススプレーで固定
✔ ワントーン明るい色で照明負けしない肌に
このステップを守るだけで、汗をかいても“落ちないベースメイク”が作れます。