発表会に向けた「チュチュ」の選び方と扱い方:可愛く、美しく、長持ちさせるために
目次
バレエ発表会の主役級アイテムといえば、やはり「チュチュ」。
ふわりと広がるそのシルエットは、踊る本人だけでなく、見る人の心も魅了します。
しかし、実はチュチュ選びやお手入れ、当日の扱いには多くの注意点があり、間違えると「せっかくの衣装がシワだらけ…」「舞台直前で焦る!」なんてことも。
この記事では、バレエ歴15年の現場目線から、発表会に向けたチュチュの選び方・扱い方・収納術までを徹底解説します。
1. チュチュの種類を知ろう
🎀 クラシック・チュチュ
- 硬めのチュールが水平に広がるタイプ
- 主にクラシック演目で使用(例:白鳥の湖、眠れる森の美女など)
- 美しい円形シルエットが特徴
🌸 ロマンティック・チュチュ
- 膝下まである柔らかいチュールで構成
- ふんわり感があり、幻想的で優雅な雰囲気に
- 発表会の群舞や小品でよく使われる
🌟 キャラクター・スカート
- チュールではなく布素材のスカート
- フォークダンス調の演目や小作品に対応
用途や演目の雰囲気によって選ぶべきチュチュは異なります。
先生の意図や演出の指示に沿って選びましょう。
2. チュチュ選びのポイント
✔️ サイズ感を最重要視
- チュチュはウエストで止める構造のため、サイズが緩いとズレやすい
- ピッタリすぎると呼吸しづらく、パフォーマンスに支障が
👉 試着は必ず行いましょう!ネット購入でもサイズ表+実寸確認を。
✔️ チュールの質
- 「安価なチュール」はシワがつきやすく、破れやすい
- ハリのある素材であれば、舞台上でのシルエットも美しく保てます
✔️ 装飾と安全性のバランス
- スパンコールやビジューが多すぎると、動きにくくなる
- 肩紐や背中のファスナーがしっかり縫い付けられているかも確認
3. チュチュをきれいに保つための3ステップ
🧴 ① 保管方法
- ハンガーに吊るす or 専用のチュチュバッグを使用
- クラシックチュチュは、平置き or 逆さ吊りで形を保ちましょう
- 湿気を避け、風通しの良い場所に
🚫 ② たたまない・丸めない
- チュールに折り目がつくと、舞台でシルエットが崩れます
- 折る必要がある場合は、「シワが寄らないように丸める」のがコツ
💨 ③ リハ・本番後の乾燥ケア
- 汗を吸ったまま放置するとカビや臭いの原因に
- 軽く干して、湿気を飛ばしましょう(直射日光NG)
4. 当日の持ち運びと扱い方
🎒 チュチュバッグの活用
- 丸型 or 折りたたみ防止構造のバッグがおすすめ
- リュック型やキャリー式も便利(特に小学生以上のお子様)
🧼 会場での保管は“高い位置”で
- 床に置くと、踏まれたり汚れたりしやすい
- ハンガーラックを持参する保護者も増えています!
✋ 子どもには「チュチュに座らないでね」と一声
- 椅子にチュチュを押し潰すように座ると、すぐに型崩れします
- 楽屋では“チュチュを横にずらして座る”練習をしておきましょう
5. 終演後のケア方法
🧽 汗汚れチェック
- ワキ、背中、ウエストに汗ジミができやすい
- 軽く湿らせた布でポンポンと叩いて取り除く
🌬 風通しの良いところで乾かす
- 数時間陰干ししてから収納
- 完全に乾いていないとカビの原因になります
🛍 長期保存は防虫剤と一緒に
- ビニール袋は避け、通気性のあるカバーを使用
- 月に1回は広げて湿気を飛ばすと◎
まとめ:チュチュは“踊る誇り”を支える大切な相棒
発表会の舞台で、最高の笑顔と踊りを引き立ててくれるチュチュ。
美しく着こなすためには、選び方だけでなく、日頃の扱い方も大切です。
「チュチュを大切にする」ことは、
自分の踊りを大切にする心にもつながります。
お子さまが自分の衣装を“自信”として身につけられるように、
親子でしっかり準備して、最高のステージを迎えましょう。